前回の発表会の前に、生徒のみなさんには発表会後の練習する曲のお話をします。

直ぐに教本に戻る生徒さんがほとんどですが、発表会の勢いのまま違う曲にチャレンジする生徒さんもいます。

Wちゃん(中2)は、小学高学年でソナチネに入ったころ、段々練習する時間が減ってきたのが分かりました。

理由は、知らない曲だし楽譜の音符が小さくて譜読みが大変だと。

確かに、最近はブルグミュラーなど、音符が大きく見やすい楽譜が増えています。

私も、生徒さんに抵抗感をなくすために、音符が大きく、キャラクターの絵がある教本を使ったりしています。

その楽譜からいきなり、ソナチネのあの小さな音符が並んでいる楽譜になったのです。

そこで、一度ソナチネから離れ、色んな曲を弾いたりしました。

そして発表会の選曲をWちゃんと二人で選曲し、発表会は堂々と弾いてくれました。

そこから、次へつなげるために、練習曲する曲をいくつか選曲し仕上げる期限も決めました。

期限は少し余裕をもって。

発表会の練習はちゃんとしてきたので、話を聞くと期限があるからだと。

ならばと、選曲した一曲ごとに期限を決め、最初の1曲目は期限内に終わりました。

今2曲目で、期限は6月いっぱいですがもう終わりそうです。

ただ弾くだけでなく、曲想もちゃんと理解して弾けるようになってきました。

それだけ余裕ができたのです。

素晴らしい!!

最近、巷で勉強ができる子はピアノを習っている、習ったことがあるというデータがあるようですが、あながち間違いではないと思います。

勉強も目標があると頑張れると思います。例えば次のテストまでに何点取る!と決めて頑張る。

でも、ただ頑張るのではなく点数を取るために何を勉強すればいいか分析しますよね。

算数、数学で計算ミスが多いならミスをなくすための勉強を増やしミスを減らしていく。

国語の漢字が苦手なら漢字を覚えるのをがんばる、など。

ピアノも、生徒さんに合わせ、練習する方法や曲数を考えて宿題にします。

生徒さんも慣れてきたら、同じように自分で練習できる子もいますし、宿題以上に練習できてくることも。

そして、何より自分の得意不得意が自然とわかってくるのです。

ピアノも勉強も、それができる子が伸びていると思います。

出来たことに自身につながり、楽しくなれば何よりです(^^)

 

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